イギリス看護師の就活

NHS就活④|NHS病院の面接で必ず押さえたいキーワード8選

こんにちは、Mari(@Mari_Nurse_SA)です。

NHS就活シリーズは、2019年〜2020年にかけて行った私の就活経験をもとに書いています。

イギリスで医療従事者として働く興味のある方の多くは、NHS病院を検討していると思います。

NHS(National Health Service)は、英国に住むすべての人が全額自己負担なく利用できる政府出資の医療・健康サービスのことです。

今回は、NHS病院への就職を目指す方向けに面接で必ず押さえておきたいキーワード8選を紹介します。キーワードは主に看護師向けになりますが、NHS職員を目指す方にも参考になると思います。

はじめに

まずはイギリスの医療サービス(NHS)がどのように機能しているか、どのような社会的責任を担っているのか知っておくことが大切です。自分がNHSスタッフの一員としてどのように貢献できるか考えるヒントになります。

下記のリソースはすべて英語ですが、NHSの基本を理解するのに役立ちます。

他にはNHS公式サイトAn introduction to the NHSも参考になります。

押さえたいキーワード8選

ここで挙げたキーワードはすべて重要ですが、絶対に覚えておいたほうが良いキーワードにはマークがついています。

1. The Code  

The Codeはイギリスの看護職が専門職として守らなければならない基準を示しています。日本でいう看護職の倫理綱領にあたります。

The Codeはぜんぶで4つあります。

  • Prioritise people
  • Practise effectively
  • Preserve safety
  • Promote professionalism and trust

すべて重要ですが、中でも重要なのがPreserve safetyです。面接では、臨床場面を想定した質問をされます。そのときは、状況下でも患者の安全が第一優先であることをしっかり伝えることが大切です。

2.6Cs

6CsはNHSの看護師をはじめすべてのNHSスタッフに求められる資質であり、働く上で常に実践する必要があります。

  • Care
  • Compassion
  • Courage
  • Communication
  • Commitment
  • Competence
特にcompassion(思いやり)は重要です。面接時は、compasionate personであること、compassionate careを提供する人物であることをアピールできると高評価に繋がります。
3.NHS core values

NHSが掲げるコア・バリューも大切です。Core Valuesも6Csと同じくすべてのNHSスタッフが実践を求められています。

  • working together for patients
  • respect and dignity
  • commitment to quality of care
  • compassion
  • improving lives
  • everyone counts
4.Vision

各NHS病院はビジョンを掲げています。ビジョンとは、理念やある時点の到達点を示しています。面接を受ける病院のビジョンを理解し、スタッフとして自分がどのように貢献できるか答えられるようにしておきます。

5.Value

各NHS病院はバリューを持っています。その病院が医療・福祉サービスを提供する上で大切にしている価値観です。ビジョンと同じく、スタッフとして自分がどのように実践できるか、価値観に沿った医療・看護を提供できるのか答えられるようにしておきます。

面接を受ける病院のVisionとValueは必ず暗記してサッと答えられるように覚えておきましょう。

6.Continuing professional development (CPD)

直訳すると“継続的な専門職の開発(=継続学習)”という意味です。イギリス看護協会とNHS病院ともに専門職としての継続的な学習を看護師の責務のひとつとして捉えています。

イギリスで看護師としてキャリアアップしていくためには継続学習が不可欠です。面接では、自分のキャリアプランを達成するためにどのように学習していくか具体的に説明できるようにしておきます。

イギリスの看護師免許は3年ごとの更新制です。更新するときは、35時間以上のCPDの証明が必要です。CPDはThe Codeのpromote professionalismにつながっています。

参考:CPD / Revalidation, CPD

7.Safeguarding

セーフガーディングとは、人々の健康・福祉・人権を守るためにあります。対象者は子どもから高齢者まですべての人々です。暴力・虐待・ネグレクトのない生活を実現させることを目的とし、すべての医療者やケアワーカーは虐待やネグレクトの危機にある人を保護する責任があるとしています。

虐待など何らかの危害を受けている人(患者)を発見した場合は、その人の保護をするために報告する責任があります。こういった事例を報告することを“raise concerns”といいます。

参考:Safeguarding

8.Benchmarking

ベンチマーキングとは、産業界から生まれた言葉です。医療やケアの質の評価、サービス改善を目的として医療現場で用いられています。

参考:NHS Benchmarking Network

まとめ

NHS病院の面接を受けるときは、以下の5つのキーワードを最低限覚えておくことをおすすめします。

  1. The Code
  2. 6Cs
  3. Vision
  4. Value
  5. CPD

おわりに

今回、シェアしたキーワードは、NHS病院の就活対策をリサーチするなかで出会いました。必ず聞かれるとは限りませんが、紹介したキーワードをふまえた回答をすると”理解している”という評価につながります。

キーワードをみるとイギリスのNHS病院がどのようなことを重要視しているか見えてくるはずです。そういったポイントを理解し、自分の強みと絡めてアピールしていくことが面接では大切になってきます。

以上、NHS就活④|NHS病院の面接で必ず押さえたいキーワード8選でした。

ABOUT ME
Mari
Mari
看護師。2012年看護師免許取得。総合病院勤務を経てカナダへ医療英語留学を経験し、現在イギリス看護師免許申請中。IELTS OA7.5取得。ロンドン市内のNHS病院に就職予定。

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