NHS就活シリーズは、2019年〜2020年にかけて行った私の就活経験をもとに書いています。
はじめに
以前、日本からイギリス看護師を目指す方法を紹介しました。CBTに合格後、外国人看護師向けの求人に応募することができます。免許取得前にイギリスの臨床現場を学ぶことができ、多くのベネフィットを受けられるため多くの日本人看護師の方におすすめです。
この記事ではCBT合格後のNHS病院の就職する方法とポイントをまとめています。

求人の探し方
NHSjobsまたはtrac.jobsで探す
NHSjobsはNHS公式の求人サイトです。trac.jobsはNHS病院がアプリケーショントラッキングに使用しているサイトでこちらにも求人情報があります。それぞれのサイトにしかない求人もあるため両方のサイト登録をおすすめします。
ここで重要となるのが検索するキーワードです。外国人看護師求人にヒットできるようキーワードをしっかりと選びます。
- OSCE
- OSCE nurse
- International nurse
- Overseas nurse
- Foreign nurse
一番ヒットしやすいワードはOSCEです。ちなみにnurseはapplicantと変えても検索できます。キーワードによってヒットする求人数が異なるので色々なキーワードで求人を探していきます。
NHS病院サイトで探す
働きたいエリアや病院が決まっている場合、病院サイトの外国人看護師向けの求人ページをチェックします。最新の求人は病院のvacanciesページに掲載されているため、個人的にはこの方法がおすすめです。
見つからない場合は“Overseas / international nurse+病院名”で検索し外国人看護師向けの求人を探すこともできます。
求人がない場合はリクルート担当者に職探しをしている問い合わせをしてみましょう。リクルートのメールアドレスが分からない場合は“病院名+employer”で検索するとNHS jobsサイトのEmployer informationが出てきます。そのページにアドレスが掲載されています。メールを送るときはCV添付と自己アピールを忘れずに!
エージェントを利用する
エージェントを通して職探しをするのもひとつの選択肢です。職の斡旋と出発までのサポートを受けることができます。
エージェントによって取り扱う求人は異なります。さまざまなエージェントに問い合わせ比較してみることをおすすめします。
なかには有料のエージェントもありますが、通常お金を請求されることはありえません。エージェントは外国人看護師を斡旋すればNHSからきちんと報酬をもらうことができるからです。そのため外国人看護師からお金を徴収するエージェントには気を付けてください。
- 無料であること
- レスポンスの速さ
- 親切さ
- 情報の正確性
- 自分が探す求人があるか
個人VSエージェント利用
私は個人とエージェント利用の両方で就活を経験しましたが、どちらの方法で就活しても良いと思います。選択肢があったほうがチャンスはより広がり、比べることも可能です。ひとつの方法にこだわらず就活することをおすすめします。
個人
難易度が高そうに見える個人就活ですが、想像しているより簡単です。イギリス看護師の英語試験をパスした英語力があれば全く問題ありません。
個人の就活はNHS病院側にとってメリットがあります。エージェントを介さず直接本人とやり取りができるためコミュニケーションが取りやすく、エージェントへの仲介・斡旋料が発生しません。そのため個人の応募も受け入れられています。
エージェント
各エージェントにNHS病院とのコネクションがあるため、応募から手続きまでスムーズに進めることができます。NMC登録やビザ手続きなど分からないこともエージェントに頼れるため精神的な安心材料にもなります。
ただ、エージェントを利用した場合は、そのエージェントが取り扱う求人しか応募できません。そのため応募できる求人が制限されます。ですが、なかにはエージェントを介してのみリクルートを行なっているNHS病院もあるため効果的に利用するのが良いです。
個人での就活、エージェント利用のどちらにしろ求人がなければ応募はできません。まずは求人を探し、その病院にどのような形で応募するのがベストなのか考えていきましょう。就活についても個人の希望や状況に合わせて相談にのりますのでいつでも連絡ください。
おわりに
NHS病院の求人探しについてまとめました。初めての海外就活もきちんとリサーチすれば問題なく進めることができます。