ブログではイギリス看護師のキャリアや私のキャリアアップの道のりについてシェアしています。今回はイギリス看護師としてキャリアアップを目指したい人向けにキャリアップのためにはどうしたら良いかを具体的にまとめていきます。
イギリス看護師のキャリア
イギリス看護師のキャリアには大きく4つに分けられる。
- 臨床
- 教育
- スペシャリスト
- リサーチ
https://mari7iro.com/uk-nurse-career/
イギリスの看護師免許(PIN)を取得したら、多くの人が国営病院(NHS)でバンド5看護師としてキャリアをスタートする。病院の他にはクリニック(GP)、コミュニティなどの選択肢もある。
医師を除くNHSで働くすべての職員はバンド制になっていて、各バンド毎に役職や給料が定められている。このバンドは標準化されておらず、各トラスト(複数の病院の集まったグループ)、病院、部署によって異なる。
イギリス看護師のキャリアは多彩でたくさんの役職が存在する。働いていると多くの看護職と関わるので日々の業務を通して興味のある分野を探してみると良い。
院内のサポートを活用する(無料)
NHS病院はスタッフのキャリアのサポートが充実している。各病院には看護師の教育とキャリアに特化した部署があり教育専門の看護師が従事している。
各トラストはイントラネットと呼ばれる職員向けのホームページを持っている。イントラネットから看護師の教育のページと担当者を確認し、どのような教育・キャリアサポートがあるか調べることをおすすめする。
- ジョブアプリケーションの書き方のワークショップ
- インタビュー(面接)のワークショップ
- キャリア相談
- コーチング
- メンタリング
私はこのサポートを利用してキャリアクリニックを受けた。
https://mari7iro.com/career-clinic-uk-nurse/
おすすめのリソース
イギリスで看護師としてのキャリアアップを目指すなら、情報収集をしてキャリアに必要な経験と学歴を積んでいく必要がある。私がイギリス看護師になってからシニアスタッフナース(Band6)に昇格するまでの3年間に集めたリソースをシェアする。
イギリス看護師最大の労働組合。まず全員におすすめするのがRCN(王立看護協会)で入っておいて損はない。イギリス看護師をサポートする立場にあり、さまざまなサービスを提供している。新卒看護師、ベテラン看護師外国人看護師まで幅広くサポートが充実しているので、どんなサービスがあるのかまずは一度ホームページを見て欲しい。一年目は割引料金で加入できる。
私がよく使うのは図書館サービスで文献や雑誌にアクセス、ダウンロードができる。アカデミックな医療・看護英語に触れられるので勉強にかなり役立っている。追加料金を払えばオンラインコースやRCNのニュース記事を購読することができる。
また、政府との給与交渉を担っているのはRCNなので、私たちの声を反映させるためにも組合加入は大きな意味を持つと思う。
下記はキャリア・学習・アカデミア・リーダーシップ・ニュース・ソーシャルメディアの6つのカテゴリーに分けて合計13以上のリソースを紹介。イギリス看護師として学び、働き、キャリアアップしていく上で役立つリソースが詰まっています。