イギリス看護師の夜勤(病棟)
イギリスの看護師の夜勤は、1回12時間の夜勤を3回連続シフトが基本になっている。3連勤で週の労働時間が37.5時間になるため、同週の残りの日は休みになる。この連続夜勤を月に2回行うことで、合計月6回の夜勤とするトラストが多い。
私は夜勤があまり得意ではないので、マネージャーに相談して2連続夜勤・月4回までに調整してもらっている。
12時間労働
日本で働いていたときは、2交代制で16時間夜勤(実働18時間以上)をしていた。夜勤後は肌の血色が悪くなり、吐き気もして疲れ果てていた。身も心もボロボロになって帰宅していた記憶がある。
連続夜勤は身体的に辛いけど、夜勤後は強い眠気とマイルドな体調不良程度で、日本で夜勤をしていたときと比べたらダメージは少ないと感じる。
それでも、普段寝ている時間に頭も体も使っているから本当に疲れる。でも、イギリスは基本的に残業がなくて、夜勤の業務量も少ないおかげで、今もなんとか続けられている。
夜勤手当
夜勤手当は時給の30%が加算される。夜勤は心身ともに負担が大きいけど、この手当のおかげで頑張れる部分も大きい。
夜勤・週末手当を合わせると、月の手取りが400〜600ポンドほど上がる。昇格で時給が上がったため、加算額も増えて家計としてはとても助かっている。特に物価の高いロンドンでは、この数百ポンドの違いが生活の質を大きく左右させる。
連続夜勤中の過ごし方
その夜にも夜勤がある場合は、睡眠を最優先する。帰宅後に朝食を取り、9〜10時にはベッドに入って夕飯まで眠るようにしている。
夜勤後は、昼食を抜くとよく眠れる。以前は昼頃に起きたときに食事をしていたけど、昼食を食べないほうがよく眠れると気付いてからは食べるのをやめた。夕方に起きたら、事前に準備した夕食を取り、次の夜勤へ向かう。2日目の夜勤は、どうしても眠気で頭の回転が遅くなるので普段以上に注意を払って働いている。
夜勤後の過ごし方
2連続夜勤が終わったあとは、ものすごい解放感がある。そして、連続夜勤後もとにかく寝る。帰宅後に朝食を取り、9〜10時にはベッドに入り、そのまま夕方まで眠る。夕食後は22時までに就寝し、翌朝に起きるころにはほぼ回復している。
夜勤後は眠れる人・眠れない人がいて、私はよく眠れるタイプ。逆に言えば、眠らないとダメで夜勤後に出掛けることができない。
夜勤後の快適な過ごし方は人によって異なるので、自分に合った回復方法を見つけることが大切だと思う。
夜勤明けにラテを飲むのがちょっとしたご褒美。ベーカリーに寄ってパンやデザートを買うのも楽しい。
夜勤が好きな同僚
私は夜勤が苦手だけど、イギリスには夜勤を好む同僚も多い。理由としては、夜勤手当がつくことに加えて、落ち着いていれば日勤よりも身体的負担が少ないと感じる人が多いためである。
また、子育て中の人にとって夜勤は、調整しやすい働き方になっている。夜勤中はパートナーや親族に子どもを見てもらい、夜勤後の日中に家事・育児を行うというスタイルをとっている。同僚は「やるしかないからやってる」と言っていたけど、夜勤後に家事や育児をこなすのは大変なことだし、本当に尊敬している。
共働きが基本のイギリスでは、パートナーと協力して家事・育児を分担するのが当たり前になっている。日本では、子どもがいる人は夜勤が難しいことが多かったので、この点は大きな違いだと思う。
夜勤の交渉
マネージャー次第ではあるけど、夜勤の回数や連続日数は交渉できる。私は契約時に交渉して、2連続・月4回までにしてもらった。
夜勤後に頭痛などの体調不良が出ることもあるため、連続夜勤がしんどく感じることもある。マネージャーからは「週1回・月4回にしてみてはどうか」と提案されたけど、今のところは連続夜勤を続けている。
夜勤の回数を増やすこともできるし、希望があればマネージャーに相談してみると良いと思う。
ビザと夜勤
病棟勤務をしている場合、夜勤は必須となることが多く、日勤のみの勤務が難しい。特にビザスポンサーを受けている間は、病棟で働く限り夜勤を避けられないケースが多い。とはいっても、勤務パターンは交渉できる。働き方に調整が必要であれば、師長に相談してみるとよいと思う。
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夜勤のない生活に向けて
転職して夜勤をやめることもできるけど、目指すキャリア的に臨床経験が必要なので、今は頑張りどきだと思って続けている。
永住権取得後は、夜勤のない働き方へ切り替える予定。永住権を取得できるときには、病棟で5年の経験が得られるので、キャリアアップや働き方の転換にちょうど良い時期でもあると思う。短いようで長い5年も、あともう少し。健康に気を付けて頑張っていきます🍀

