Premier Classe / プレミアクラッセ
南アフリカといえば、豪華寝台列車のザ・ブルートレインが有名です。運賃は2020年現在、閑散期の一番安い運賃でも約16万円〜と世界で最も運賃の高い列車のひとつです。
憧れのブルートレインですが、列車の旅に興味がある方におすすめしたいのが南アフリカ鉄道(South African Railways)が提供する“プレミアクラッセ”です。
基本情報
運賃
R3120〜(2020.3月時点)
運賃は、時期によって変動します。2020年3月某日のレートに換算すると約2万円です。
ルート
2020.3月現在のルートは下記6種類あります。
- ヨハネスブルク >>> ケープタウン
- ケープタウン >>> ヨハネスブルク
- ケープタウン >>> ダーバン
- ダーバン >>> ヨハネスブルク
- ケープタウン >>> オーツフルン
- オーツフルン >>> ケープタウン
参考:Premier Classe Timetable and Fares
南アフリカの車窓から
待合室
ヨハネスブルク駅に到着したあと、出発まで専用待合室へ。大きめの看板が置いてありました。

待合室室には、軽食(サンドイッチ)と飲み物が用意されていました。これから始まる列車のたびにドキドキしながら小腹を満たします。

いざ列車内へ
列車内はソファー式の座席です。夜はスタッフがベッドメイキングをしてくれます。室内はコンセント完備、座席の上に収納スペースがありました。大きな荷物は別途預けることができます。通路はやや狭く、すれ違うときは避ける必要がある広さでした。列車内にはトイレ・シャワーがあります。

車窓からの景色
ヨハネスブルクからケープタウンを移動する間に変わりゆく景色が魅力です。ケープタウンに近付くにつれて自然が多くなり、景色のカラーが増えていきます。私が旅行したときは、9月でケープタウンはちょうど春の訪れがやってきた頃でした。撮影時は曇りのためやや暗めの印象となっています。道中は、山々や鉱山、どこまでも続く菜の花畑と南アフリカならではの景色が続きました。




忘れられない景色
出発して間もなくタウンシップ(貧困層の居住地)が目に飛び込みます。このとき私は初めてタウンシップを目にしました。居心地の良い列車内で寛ぐ中、雨風が堪えるであろう環境で暮らす人々を想像すると複雑な気持ちになりました。南アフリカの光と影を見た初めての瞬間で今でも強烈な印象残っています。

食事
列車のお楽しみといえば、食事です。ウェルカムドリンク&スナックから始まり、イングリッシュブレックファスト、ランチ、ハイティー、コースディナーが提供されます。暖かいものは暖かく、冷たいものは冷たく。どの料理も美味しくいただきました。

終点はケープタウン
列車は遅れることなく、約1日かけて終点のケープタウン駅に到着。飛行機とは違った時間をかけた移動を楽しみました。
動画で観るプレミアクラッセ
Youtubeにプレミアクラッセ乗車をレポートした動画があります。車内の設備、食事、景色とすべてを網羅しています。詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
動画の投稿主Jacinthaさんがブログ記事も読み見応えがあります。
おわりに
プレミアクラッセは、人生初めての寝台列車を満喫した旅となりました。東から西へと南アフリカの景色を眺められるのがこの列車の魅力です。ブルートレインと比べ、プレミアクラッセは約2万円〜とお財布に優しい運賃です。南アフリカの列車の旅、いかがでしょうか?
以上、【南アフリカ列車の旅】プレミアクラッセでヨハネスブルクからケープタウンを行くでした。