Johannesburg / ヨハネスブルグ
発音 / Chris
はじめに
ヨハネスブルグは、ハウテン州に属する南アフリカ最大の経済都市。ハウテン州は、南アフリカで一番小さい州にも関わらず(南アの土地全体の2%以下)国の国内総生産(GDP)の40%を占める。19世紀に金鉱が発見されたのをきっかけに大きく成長を遂げた。現在は、アフリカ大陸の経済の中心となり、市内中心部は高層ビルが立ち並ぶ。
面積と人口
1,645㎢、440万人
東京都と比べると約0.7倍の面積で人口は約半分。ケープタウンと比べると約4倍の面積。
人種分布
黒人76.4%、白人12.3%、カラード5.6%、インド・アジア系4.9%、その他0.8%
言語
ズールー語24.8%、英語16.7%、コサ語7.6%、アフリカーンス語10%で約6割を占める。続いて、北ソト語8.9%、ソト語9.1%、ツワナ語7.4%、ツォンガ語6.6%、その他9.1%
英語が共通言語として使われ、多くの人が英語を話すことができる。
公共交通機関
ミニバスタクシーや電車(メトロレイル)が多くの人の足として利用されているが、観光には不向き。観光客には、セキュリティが整備されているハウトレインまたはシティ・サイトシーイングが利用されている。CBD地区-メルビル-ソウェト間は、速くて安全なBRTも利用できる。Uberも利便性の高い交通手段のひとつ。
気候
気候は、亜熱帯。穏やかで一年を通して温暖な気候。夏の気温は30℃近くまで上昇し、雨季にあたるため時折激しい雷雨がやってくる。冬は、比較的乾燥した快晴日多く涼しい夜が特徴。ベストシーズンは夏季の12-3月。
ソウェト
Soweto(ソウェト)は、”South West Township”の略で南アフリカ最大のタウンシップ。タウンシップとは、人種隔離政策(アパルトヘイト)時に作られた居住区で旧黒人居住区のことを指す。ソウェト内には、豪邸もあればトタン屋根の家もあり格差が大きい。ソウェト出身のミリオネアも存在し、国内で最も裕福なタウンシップである。推定300-400万人が居住している。
南アフリカの歴史とタウンシップを知るツアーも開催されており、タウンシップ内での暮らしとアパルトヘイト後に黒人の人々が得た自由と現在抱える問題を間近で見ることができる。
現地ガイドブックに掲載されているツアー
- シティ・サイトシーング
日中にミニバスを利用した2時間のツアーを提供 - インビゾ・ツアーズ
日中のツアー、ナイトツアーやShebeen(シェビーン)と呼ばれるバーに行くこともできる。より深いツアーを求める人におすすめ。 - レボ’s ソウェト
ソウェトを自転車で巡るツアー
参考:Rough Guide to South Africa Lesotho&Swaziland 9th edition
ヨハネスブルグの魅力 by Mari
ヨハネスブルグは、南アフリカ国内・アフリカ諸国へのアクセスの玄関口として利用され、多くの人が訪れる大都市です。新興開発でお洒落なレストランやショップが立ち並ぶマボネン地区やナイトクラブなど活気が溢れています。また、ネルソン・マンデラ博物館や旧刑務所などアパルトヘイトの歴史を振り返ることができる場所でもあります。経済都市の力を活かした5つ星ホテルのセキュリティの高さと豪華さには”アフリカ”のイメージを覆されます。

以上、ヨハネスブルグの基本情報でした。
- 地球の歩き方 ガイドブック E10 南アフリカ ’18-’19
- Rough Guide to South Africa Lesotho&Swaziland 9th edition
- World Population Review
http://worldpopulationreview.com/world-cities/johannesburg-population/ - Weather Atlas
https://www.weather-atlas.com/en/south-africa/johannesburg